lie、愛
君はさ、本当が欲しいの?って聞くと
本当が欲しいのって言っていたね
僕は嘘でもいいから側にいたいよ?って言うと
嘘は嫌!って怒った風に膨れていたね
驚く程に嘘をつけなくて、自分の言葉に正直な君がさ
好きだよって言ってくれた事、僕はちゃんと覚えているんだ
ねぇ知ってる?
僕はさ目が覚める度憂鬱だったんだ
あーあまた目が覚めちゃったって思っていたんだ
でもさ、目が覚めて、横には微睡む君がいて、カーテンの隙間から差し込む光に目を細める2人がいて
僕はこんな世界なら何度だって目を覚まして明日を迎えたいと思えたんだ
数えきれないくらい君に伝えた愛の言葉に欠けらだって嘘はなかったんだ、ねぇ信じてよ
最後の最後、本当はずっと一緒にいたかった、本当はずっと甘えていたかった、なんてさ、君はずるいよ
ねぇ君はずっと嘘をついていたの?
だとしたら見抜いてあげられなくってごめんね
信じてしまってごめんね
愛していたね、愛されていたんだね
僕はまた懲りずにまたねなんて言ってしまったね
君にさよならを言う勇気がなかった
さよならを言う勇気が出なかったんだ
ずるいかな、どうかな、君はどう思うかな
それが問題
ねぇまた会いたい、なんてもう言えない
いつかまた会えたら、歌を歌うよ
愛しているよ、愛していたよ、ねぇ、